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Massive Curiosity

日常で疑問に思ったことを言語化してアウトプットしていくブログ。旅、webサービス、デザイン、アイデアなど。

見てるだけで楽しい!特化型求人サイト14選と、求人サイトに見えた傾向の考察

ぼくは、いずれ人材業界に身を置きたいと思っている人間なので、HR系のメディアをよく読んでいるつもりです。

ここ最近は転職市場が盛り上がっていて、2015年12月の有効求人倍率は1.27倍と、24年ぶりの高水準だったとのこと。

参照:有効求人倍率、15年は1.2倍 24年ぶり高水準 :日本経済新聞

これだけ高いということは、企業側からしても人材獲得が難しくなっているという証拠。リクナビDODAに高額を支払っても、良い人材が採用できるとも限らないのです。

そこで今回は、専門性に特化した求人サイトをご紹介していきます!大手では深掘りできない専門性を極めた求人サイトは、ニッチャーとしての勝算はあると思っていて、そこに興味を感じたからです。

業界外の人からしたらほとんどお世話になることはないでしょうが、求人サイトの盛り上がりが業界の盛り上がりとも言える(?)気がするので、知識として知っておいても損ではないと思います。

では、はじめます!

 

 

あるがままを伝える求人サイト!日本仕事百貨

shigoto100.com

業界に特化しているわけではありませんが、主に零細・中小企業の募集が多い印象。特化しているのは、そのフォーマット。求人サイトにありがちの有料オプションが無いみたいなので、全求人のフォーマットが一律で表示されています。

このサイトの特徴的なところは3点。

1つ目は、「インタビュー記事が前提である」こと。ビジネスモデルはシンプルで、求人掲載に20万円ほどもらって、インタビューをしにクライアント企業に直接会いに行っています。そして、企業側の恣意的な条件ではなく、あくまで「あるがまま」を大事に、中立な立場でその企業の良さを伝えているのです。

2つ目は、「転職顕在層じゃなくても読める」点。ぼくは、feedlyに入れて毎日のように記事を読んでいます。それは、転職をしようとしているわけではなく、読み物として面白いからなのです。インタビューメディアを運営している身として、見出しもなく4,000字ほどの文章で企業のことを見せていくという高度なテクニックに、いつも舌を巻いています。

3つ目は、「検索性が低い」こと。これはネガティブな意味ではありません。どういうことかというと、通常の求人サイトは、「給与」「職種」「地域」で条件を記入し検索することができますが、このサイトではそれはできません。

毎日更新される記事を読んで、突発的に転職を促すことができる仕組みになっているのです。つまり、潜在層掘り起こし型求人サイトとして機能しています。

(いつも見ているサイトの1つとして紹介しました):【保存版】大学生のぼくがiPhoneで毎日実践している情報収集術 - Massive Curiosity

 

クリエイティブに特化した、素敵UI!CINRA.JOB

job.cinra.net

「デザイン、広告、WEB、音楽、出版・編集、映画・映像など、クリエイティブ業界に特化した求人情報」(本文引用)を取り扱うCINRA.JOB。

このメディアのいいところは、UIが綺麗なところ!クリエイティブに特化しているだけあって、メインユーザーもデザインセンスの塊みたいな人のはず。ビジュアルが大きく強調されており、スクロールしていて楽しいんです。

また、このメディアでもインタビューによって企業の声を引き出していて、日本仕事百貨同様、客観的な視点からの企業の姿を見ることができます。

 

アート・デザインなら!美術手帖デザインの現場JOB

artdesignjobs.bijutsu.press

美術手帖やワイナードなどの雑誌で知られる美術出版社が運営する本サイト。

CINRA.JOB同様、クリエイティブに特化していますが、こちらは美術館・ギャラリーや展覧会のスタッフ募集など、デスクワーク以外の「芸術」分野における求人が多数掲載されています。

ユーザーの目線の動きによってトップページの求人の枠の大きさが変わっていて、不規則ではあるけれどとても見やすいサイトだなあと思います。

こちらにも「コラム」というカテゴリーでインタビューがあったり、アート関連のニュース・イベント情報が掲載されていたりと、求人サイト以外の楽しみ方もできそうです。

 

アニメ・ゲーム・マンガの制作なら!RAKUJOB

raku-job.jp

引き続きクリエイティブに特化する求人サイト。

しかし、クリエイティブの中でもアニメ・ゲーム・マンガ制作のクリエイター向けに運営されている求人サイトなのです。

正直、最近の求人サイトとは違い、文字が小さく見やすいとは言えません。ただ、ゲームやマンガが好きな人たちにとっては、この設計のほうがユーザーフレンドリーであることも考えられるので、一概には言えないですよね。

 

インテリア業界なら!求人@インテリアデザイン

job.tenpodesign.com

「インテリア・空間・住宅・店舗・ オフィス・建築・照明・家具の デザイン・設計」(本文引用)に関連する求人を取り扱っている本サイト。

よく「コミュニティ」という言葉が使われますが、人が集うにはハードとしても「場」が必要なわけで、そのためには空間設計の分野の方々には頭があがりません。(求人と関係ない)

トップページに目立つビジュアルがないので、もしかしたら、どこからクリックしていいかわかりにくいかもしれませんね。

 

農業界・アグリビジネス業界なら!第一次産業ネット2017

sangyo.net

農業分野の求人を扱う本サービス。自分自身、第一次・二次産業にはとっても疎いのですが、知り合いにアジアの農業の可能性を知らせるメディアをやっている人がいて、関心はもっています。

参照:AGRI IN ASIA | アジアの農業の今を伝えるメディア

これから、AI・IoTあたりが農業分野にもどんどん使われていき、イノベーションが起きていくと思います。ぼく自身、業界の流れはよくわかりませんが、ただ1つ言えることは「食べるという欲求は不変である」ということ。だから、アグリビジネスにはアンテナを張っていたいです。

第一次産業ネット2017ではジョブフェアもやっている模様。今後の農業・日本の食を支える人材は、このサイトを見てみるといいと思います!

 

ソーラー人材ならここ!太陽電池転職ナビ!

solarcell-job.com

 おお、なんとニッチな分野!

太陽電池分野(太陽電池,太陽光発電,ソーラー)」(本文引用)に関わる人って同業界で転職することが多いのでしょうか...?

事実、求人は301件(2016年2月現在)のようなので、業界としては大きくないと思いますが、登録者数は14,000人いるとのこと。ソーラー人材(造語)は理系がメインっぽいですね。

しかも、このサイトはこれまで紹介したものと違って人材紹介サービスなので、直接求人にアプライするのではなく、キャリアコンサルタントと相談できるんですね。

先日ある記事がバズりましたが、「日本電気株式会社」も掲載してますね。何の会社かわかりますか?

 

葬儀社の求人は日本最大級!葬儀求人アラート

sougi-alert.com

葬儀業に転職するって、どんな気持ちなんだろう...?と思っていましたが、こんなページありました。

葬儀業界の展望|葬儀求人アラート|葬儀屋・葬儀社への転職情報サイト

確かに、「少子高齢化で日本のマーケットは縮小する!」と言われますが、それだけ亡くなっていく人は多いわけで、売上も上がっていくみたいです。

不謹慎な話ですが、無くなることのない、安定な仕事なのかもしれません。

 

介護・福祉なら!ユーキャリア

www.u-career.jp

先ほどの高齢化が進むという話と同じ構造で、高齢者が増えるということは介護・福祉の業務も増えていくってことですよね。

ただ、この業界は過酷なイメージがつきまといますし、事実ぼく自身も良いイメージはないので、特化型メディアというよりは、もっと業界のイメージを払拭する総合メディアをやって、若い労働力にアピールしていくことができたらいいんじゃないかなあって思います。あくまでも理想論ですが。

 

抜群のネーミングセンス!看護roo!

kango.919.co.jp

人材会社のQuickが運営する本サービス。求人サイトとしてだけではなく、コミュニティとしての機能や看護師向けのノウハウを提供するオウンドメディアとしても機能しています。

特に、看護技術を動画で紹介するコーナーが素晴らしいと思っていて、注射の打ち方からおむつ交換まで、理解することができます。

看護師・准看護師合わせて150万人の市場に対し、月間500~600万PVを誇る看護rooは業界最大級のサイトだと思います。

女性が多い職種なので、UIは女性向けですが、男性も10万人いることをお忘れなく。

ネイルサロンの求人なら!ネイリスト求人ナビ

nail.kyujin-nabi.jp

こちらは最近ローンチしたネイルに特化した求人サイトです。まだ掲載数は少ないようですが、これから増えていくのではないでしょうか。

ビジネスモデルはシンプルで、掲載費を取り、成功報酬はゼロのモデル。サイトオープン記念として、1年間の無料コースがあるみたいです。

【求人サイト】ネイル専門の求人情報サイト「ネイリスト求人ナビ」がオープン - 株式会社プラグマティック・テクノロジーズのプレスリリース

ただ、いくらローンチしたばかりとはいえ、ソーシャルログイン機能は必要なのではないかなあと。

 

ベティな人になろう!IT&女性に特化した ベティ

betty-work.jp

女性向けのサービスが続きます。

やはり、「ダイバーシティ」や「LGBT」のような言葉が一般的となり、世間的にはジェンダーに対する思慮が薄くとも浸透してきている気がしています。

そんな中、女性でしか共有できない悩みやキャリアステップなどがあると思うので、女性に特化したサービスというのは、素敵だと思います。

女性が活き活きと活躍する職場のほうが男性も頑張れると思いますし、実際にプロフィタブルらしいんです。

参照:Companies With More Women Executives Are More Profitable | Inc.com

以前、ぼくはヒカリエの17階にオフィスを構える「レバレジーズ」というところでアルバイトをしていたことがあるのですが、そこでは若い女性がたくさん活躍していたのを目の当たりにしていました。

下心ではなく、みなさんきれいでしたし、なんだかこっちのモチベーションも上がる気がしたんです。

 

働く女性は美しい。BiJinji

www.bijinji.com

これは求人サイトではないのですが、さいきんハマっているサイトなので、一緒に紹介してしまいますw (ただ、リアルイベントもやっていたり、運営会社が人材紹介を行っているとのことなので、そういう展開をしていく可能性ありそう)

要は、「綺麗な女性を紹介する美女系メディアの1つ」に数えられると思うのですが、ぼくはそこにとどまるとは思えません。

「人事は会社のエンジンになる」と謳っていますが、まさしくその通りだと思います。しかもその人が美人だったら、ぼくのモチベーションはうなぎのぼりです。

ちなみに、近日中に『Men’s BiJinji』を立ち上げるみたいですが、ニーズあるんですかね?笑

 

ASEANで働くを近くする!アセナビ 

asenavi.com

もちろん、ぼくが運営しているアセナビも、求人サイトとしてスタートしています。

理念は、三年間変わらずASEANで働くを近くする」です。メディアでインタビューし、記事を発信する目的も「東南アジアで働く人を増やす」という点に絞られているので、求人を探せるサイトとしての展開は自然です。

まだまだ数は少ないですが、学生・若い人の視点に立って「ASEANで働く」ことのサポートをしていきたいと思っているので、ぜひメディアを追っていただければなと思います。これから、どんどん仕掛けていきます!

 

色々見てきて、気づいたこと。

以上、ぼくがいいなと思っている特化型求人サイトでした。

最初に申し上げた通り、人材業界に興味があるので、いろんなサイトを閲覧していますが、ある傾向が見えてきた気がします。

それは、「いかにユーザーを安心させるか」という設計がなされているという点。それは、以下の3点から推察されます。

1.テーマカラー、暖色多し!

全てではありませんが、テーマカラーに暖色が多いなあと気付きました。例えば、太陽電池転職ナビや求人@インテリアデザイン、RAKU-JOBや、我らがアセナビは、すべてオレンジがテーマカラーとなっています。

オレンジには「緊張を和らげ、力を出せる状態にする」パワーがあるらしく、転職という不安を抱きやすいフェーズにおいて、効果的なのではないかなあと思いました。

参照:橙色のイメージ効果と意味

2.  トップページに、笑顔の若者がいる! 

看護rooやBiJinji、CINRA.JOBなど、ページを開いた瞬間に笑顔でこっちを見つめてきます。しかも、「超イケメン!」「めっちゃカワイイ!」という人たちではなく、あくまでよく見かけそうな人たち。(失礼ですよね、すみません。)

しかし、この「よく見かけそうな人たち」がボリュームゾーンなわけで、容姿が恵まれた人は注目を引いても共感を生めるわけじゃないのです。

だから、「平凡で元気そうな笑顔な若者」をトップページに配置することは、カギになるのかもしれません。

3. とりあえず登録!

年間、転職していく人は300万人ほどいるらしいです。(2012年)

しかし、それは転職健在層のうち転職できた人の数であって、転職活動をしている人、また転職したいとはおもっているけれど、まだ行動していない人など、さまざまなレイヤーがあります。

なので、いきなり転職するという健在層よりも、潜在層のほうが圧倒的に多いわけで、それらの人たちはすぐにキャリア・コンサルタントに相談するのはハードルが高いわけなのです。

求人サイトが設置している「登録」のボタン。これによって、ちょっとずつ情報収集したい人をプールしていくことができ、その中で転職意欲を高めていくのです。

だから、とりあえず登録するボタンによって、求職者を焦らすことなく、安心して転職をサポートできるんですね。

また、会員制にすることによって、転職したい人たちというコミュニティにして、帰属意識を高めるという意味合いもあるのかもしれません。

 

これら3つの傾向から、ユーザーを安心させることが、求人サイトに求められる設計なんだと感じました。

 

(参照)

日本の年間の転職者数はどのくらい?| 転職エージェントみんなの口コミ評判

よくわかる講座 : 中途採用の現状と傾向 - 『日本の人事部』

 

さいごに。

「人がいなくならないかぎり、人材業界はなくならない」

「答えなんて存在しない仕事」

そのように言い切れる人材業界は「人」が商材となるため、難しいし本意ではないことも起きるとおもいますが、やりがいが多い気がしています。

がしかし、まだ働いたことないですし、転職当事者の気持ちもわからないので、まだまだ学生の戯言にすぎません。

だから、いまできることは、どんな求人サイトがあって、それらがどんなビジネスモデルで運営されていて、それらとどう差別化してより良いもを作っていくかを考え、実行することだと思っています。

ひとまずは、「アセナビ」によってASEANで働くを近くしていきたいと思う、今日このごろです。

 

ここまで読んでくれた方々、ありがとうございました。