Massive Curiosity

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なぜシャイな日本人がハロウィンを受け入れるの?キーワードは「視線」と「共感」

f:id:foo1048:20151030025818j:plain[ photo すしぱく ]

 

これはびっくりでした。

www.j-cast.com

パーティもチョコも苦手なぼくはどちらとも縁がありませんが、そこまで人が熱狂するには何か理由があるはず。

日本人はよく「シャイな国民性」と言われますが、シャイとは真反対のようなハロウィンが流行るのって不思議ですよね?

そこで、ぼくが考えたのは「日本人 シャイじゃない説」です。

視線があるかないかがカギを握る!

まずは「シャイ」の定義から。

内気で恥ずかしがりであるさま。

(引用:コトバンクより)

よく言われる表現に、「アメリカ人やインド人はよく国際会議で発言するが、日本人はシャイだから発言しない。」という言い回しがありますよね。

これには多くの日本人が納得すると思うのですが、例えば授業で「何か質問がある人ー?」と先生が聞いたとしても、そこで挙手するのは稀。

だから、「日本人はシャイ」と言われて、なんとなく納得してしまう。

 

でも、そうじゃないんです。

日本人は、ただ周りの視線が気になっているだけで、往々にしてシャイであるわけではないんだと思っています。

例えば、日本が生み出したカラオケ。シャイなのであれば、歌うという、人の注目を一心に浴びる恥ずかしい行為を産業にしようという発想は豊かではないはず。けれど、カラオケを生み出したのは、個室であるという点、すなわち「周りからの視線をシャットアウトできる」という特徴を兼ね備えているからです。

他にも例を出すと、例えば国語の授業で「磯部くん、ごんぎつねのここのページ読んでください。」と言われても全く緊張しませんが、「磯部くん、前に出て李徴が虎になる部分を読んでください。」と言われたら、めっちゃくちゃ緊張してしまいます。これも同じ理論で、視線があるかないかで感じ方が大きく変わってしまうのです。

みんながやっていれば、できる。

で、ハロウィンの話に戻ります。

最近では、街中で仮装したひとを見かけます。マリオの格好をした男性や、ミニスカポリス、お姫様のドレスなど。

彼らが、街中でもコスプレできる理由って「みんなやってるから」なんですね。どんなに奇抜な格好をしていても、みんなコスプレに身を纏っているので、ある特定のひとに視線が集中することはないんです。もっと言えば、そろそろ見飽きているから、特別注視する状況も発生しない。つまり、視線が生まれないんです。

そこに視線が無いのであれば、恥ずかしがる必要はありません。だから、どんどんコスプレをして、騒ぎまくる。

でも、コスプレをする人に聞きたいんですけど、11/1になってから10/31と同じ格好で街を練り歩けますか?"Yes!"と言われたらこの議論は終わってしまうのですが、ほとんどの場合「恥ずかしい…。」と感じるのではないでしょうか。

理由は一つ。「だれもやっていないから」です。みんなの視線が集まるんですね。

 

ここまでは、視線がなければ恥ずかしく無いから、ハロウィンが成立するという内容のお話をしてきました。

でもぼくみたいに、あらゆる状況下で視線を気にする人には、この理論は成立しません。すると、「日本人がハロウィンを受け入れる理由」の論理が破綻するのですが、そこには、もう一つのからくりがありました。

ハロウィンへの向き合い方は、二極化する。

ハロウィンのすごいところは、これだけ人気なのに、熱烈に否定する人も一定数いるということです。

(参照:ハロウィンなんて大嫌い!絶対反対!気持ち悪いし不快なんだよ

とくに、去年はハロウィン後の渋谷に残ったゴミの散乱具合を伝えた記事がめっちゃくちゃバズりましたよね。否定記事がバズるということは、それだけ反対派がいる証拠です。

(参照:【酷すぎる】ハロウィンが終わった後の渋谷がゴミだらけでまるでスラム街と化したと話題に→若者たちがゴミ拾い : オレ的ゲーム速報@刃

でも、これだけ反対派がいるからこそ、人々の気持ちを訴求しているし話題性もあると思っていて。

ぼくのfacebookのフィードでは、コスプレに勤しむ友人たちのかわいいコスプレと、ハロウィンが苦手だ、といった内容の記事が入り交じる、不思議な光景を呈しています。

そうやって、支持派と否定派が二極化していて、「カワイイ!」「面白い!」という支持派での共感と「反対!」「うるさい!」という否定派の共感が、ネット上では同時に行われるんです。共感は共感を生み、バレンタインよりも多くのひとに関心が生まれていったんでしょうね。

支持派・否定派のどちらにせよ、ハロウィンは人々の注目を引いてやまないのです。

 

さいごに。

まとめると、日本人はシャイではなく、周りの目線が気になるだけ。だから、目線さえなくなれば、恥ずかしいことなんてなくなる。それに加えて、反対派の人もかなり多くの数いるからこそ、ネット上でバズる記事が多い。結果として、注目されていく。

こんな感じでしょうか。

ちなみに、ぼくはハロウィンに対してフラットな感情を持っています。コスプレもしないし、反対もしない。facebookでは友達のコスプレにいいねするし、かといって否定派の記事にもコメントつけます。

ただ、大騒ぎせずゴミを散らかさず、もっと穏やかで清潔感のあるイベントになっていたらいいなあとは思いますね。

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。