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Massive Curiosity

日常で疑問に思ったことを言語化してアウトプットしていくブログ。旅、webサービス、デザイン、アイデアなど。

「がんばる」とか「行動力がある」とかを超える力。税所篤快さんと山口絵理子さんの本を読んで考えたこと。

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読みました。

 

裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~ (講談社+α文庫)ゆとり世代の愛国心 世界に出て、日本の奇跡が見えてきた (PHP新書)

 

お二人とも、お目にかかったことはありましたが、詳しいプロフィールは存じ上げていなかったので購入して読んでみました。

そして、衝撃でした。

書評とかではなく、素直に感じたことを言語化してみます。

 

 

税所さんと山口さんってどんな人?

海外に目を向けているひとであれば、名前くらいは聞いたことあるであろう、このお二人。

税所さんは「最高の授業を、世界の果てまで届けよう。」というテーマを掲げ、東進ハイスクールの映像授業のモデルを途上国で展開しているNPO法人e-Education」の創設者です。関係者には色々とお世話になっています。

また、山口さんは「途上国から世界に通用するブランドをつくる。」を理念に、途上国で作られたバッグなどを日本で販売する「MOTHERHOUSE|マザーハウス」の創設者です。

秋葉原などに、店舗も持っており、一度足を運びました。

 

どちらも、いわゆる社会起業家として、世界を股にかけて活躍されている、日本が誇るべき起業家でしょう。

そんなお二人には複数の著書があるのですが、今回は上に挙げた二冊を読了。ただただ、衝撃でした。それは、お二人の並外れた行動力、不屈の精神、周りを巻き込む力などなど。

でも、『裸でも生きる』を最後まで読んでみると、そんな陳腐な言葉でまとまるようなことではないと感じました。

 

ことばの意味は、とっても広い。 

山口さんの文庫版あとがきに、こんなことばがありました。少し長いですが引用します。

 

「怖いなあ」という気持ちがいつの間にか、さらに強く「次の扉を開けてみたい」と思う気持ちにかき消され、「これは多分無理だ」と思う気持ちが「やってみたい」と思う気持ちによって、淘汰されていくのです。

人はそれを「行動力」という言葉で括るのですが、私にとってはそのプロセスにいる自分は「葛藤」以外の何者でもなく、常に迷いの果てに動いてきたつもりです。

 

この表現を読んで感じたことは、「ことばというのは、あまりにも漠然としているなあ」ということです。

例えば、ぼくは行動力がある方だと思っていますが、それを山口さんや税所さんと比較したら、同じ“行動力”でも比べものになりません。もちろん、比較して自分を卑下しているわけではなく、“行動力”という言葉ひとつが指す意味を取ってしても、あまりにも広いなあと。

「がんばる」とか「行動力がある」とかよく言うけど、かれらのそれはぼくが知っている概念をはるかに上回っています。所詮、言葉なんて人間の行為に対して後から作られたものにすぎません。そうかんがえると、言葉では表現しきれない行為があっても何ら不思議ではないのです。

税所さんであれば、謎の独立国家ソマリランドに乗り込んで、大学院を作ろうとしたり。山口さんであれば、現地人に裏切られ、泣きながらも夢をかなえるべく、諦めずに突き進んだり。

こうやって月並みなことばでまとめるのすら失礼なほど、お二人はものすごい活動をされてきたし、これからもがんばっていくんだろうなと、本当に思います。

 

さいごに。

二冊を通して考えたことは、「テキストだけではどうしても伝わらないことがある」ということでした。というのも、お二人の講演会に足を運んだことがあり、それぞれの空気感を知っていたので、具体的なイメージのもと、読み進めることができたからです。

しかし、単純にテキストだけ追っていても「ああ、すごく頑張っている人がいるんだなあ。」くらいで、次の日にはすっかり忘れてしまう人も多いはず。

 

となると大事なのは、実際にお会いすることなんだなあと。

 

これは、ぼくがやっている活動でも同様に考えられます。

「ASEANで働くを近くする」を掲げてメディア運営していても、やはりメディアで人を動かすのは難しい。それは、今回のお話と一緒で、テキストだけで伝わらないことがあるからです。

だからこそ、リアルなイベントを通して、想いを直接伝えていくことが大事なのでしょう。そのために、ぼくらも次の一手を打って行きたいと考える、今日このごろです。 

他にもお二人の著書はあるし、新著も出るみたいなので、絶対購入しようと思います。

www.amazon.co.jp

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。