Massive Curiosity

日常で疑問に思ったことを言語化してアウトプットしていくブログ。旅、webサービス、デザイン、アイデアなど。

「編集」ってどういうこと?自分なりに定義してみた。

今日、ある方とお話する機会をいただけました。メディアやwebの世界で超有名人である佐藤慶一さんです。お忙しい身であるのにもかかわらず、ぼくみたいなもんの話を真剣に聞いてくださって、とてもためになるアドバイスをいただきました。また、佐藤さんの「編集」に関する持論を語られていて、涙が出そうになるほど感心してしまいました。まずは御礼申し上げます。

今回は、話の中で出た「編集とは?」ということについて言語化してみます。

 

編集者は「編集とは?」を定義している。

ぼくは、アセナビというウェブメディアの二代目編集長をやらせていただいています。元々編集に興味があったわけではなく、「編集?なにそれおいしいの?」状態でした。でもこの立場になってからというもの、メディアに関する情報収集をしたり、プロブロガーの方や、メディア関係者に会いに行ったりしています。

そんな中、佐藤さんから「編集者たるもの、多くの人が編集とは何かということを自分なりに定義している」というお話を伺いました。

恥ずかしながら、ぼくは自分なりの「編集」の定義を持っていなく、考えたこともありませんでした。

佐藤さんは「新しい関係性を提案する」と定義していました。例えば、佐渡ヶ島はトキで有名ですが、佐渡ヶ島のことを伝える時にトキ以外のアプローチを試みます。佐渡ヶ島には「本間」という苗字が多いので、「本間さんが多い島・佐渡ヶ島」のように伝えてみる。多くの受け手にとっては、本間さんと佐渡ヶ島が繋がるのは初めてなので、「新しい関係性を提案する」ことになる。それが佐藤さんの編集の定義だと解釈しました。

参照

WEB生まれの若き編集者が、本屋で描いた新時代の"編集" [後編] 拡張を続ける「編集」の本質とは|SENSORS(センサーズ)|Technology×Entertainment

 

ぼくも、一刻も早く定義したかったので、佐藤さんとお話をした池袋からの帰り道、丸ノ内線東西線の中で頭をフル回転させ、定義してみました。

 

磯部なりの「編集」の定義とは?

ぼくが思いついた編集の定義とは以下です。

 

「点が3Dで伝わること。」

 

ここでの“点”とは、「伝えたい事象のこと」です。

例えば、「ASEANで働く」という事象を伝えるとします。

ASEANで働くという点を伝えるのであれば、日本では得られないキャリアを積めること、ASEANをフィールドに戦っている忍耐強い日本人に会えるなど、ASEANで働くことがどういうことなのか、どんな結果を生み出すのかを伝えていくことになります。

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しかし、どんな物事にも表裏一体があるので、点だけ伝えても伝わりません。ですので、その点を2Dの平面に転化させて考えます。表部分が「ASEANで働くことがどういうことなのか」だとすると、裏部分はASEANで働くことの弊害」を伝えていきます。例えば、日本の仕事をやめてASEANに行ってみたけど大失敗したらその後どうするのか、ネパール地震のような自然災害がASEANで起こったらどう対処するのか、などなど良くない面も伝えるべきです。

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さて、表裏一体と申しましたが、伝えたい事象は二面性だけでは完結しないと思います。否、そもそもなぜそう考えるのかという大前提が抜けています。

すると、2Dの平面に立体性という周辺(予備)知識が加わり、3Dの様相を呈します。メリット・デメリットを生み出すには、それなりの要因があるわけです。

例えば、現地では日本には無いダイバーシティの中で

働くことができる機会が多く、色んな意見を持っている人とアイデアを摺り合わせながら考えをまとめていくという経験は、日本では得られないキャリアでしょう。

また、インドネシアには火山があるし、フィリピンには台風が来るし、それがどうして起こるのか、極端な話しだと自然災害のメカニズムということまで飛躍して考えることができます。(ジャカルタやマニラを襲うとは考えにくいですが、可能性は0ではありません。)

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つまり、元々「ASEANで働く」という点でしかなかった事象が、そのメリット・デメリット、なぜそう考えられるのかという周辺(予備)知識まで飛躍することができます。

このように3Dで伝えること、これがぼくにとっての「編集」なのです。

 

 

と、言いたいところですが。。。

 

まだ、旅の途中。

今のは「点を3Dにして伝えること」。対して、ぼくの定義は「点が3Dで伝わること」でした。

「伝える」という言葉は、発信側の片思いにすぎず、受け手のニーズを無視していても使える言葉です。一方で「伝わる」とは、受け手が発信側のメッセージの意味を理解して初めて成立する概念なんです。

ですので、いくらぼくが3Dにして伝えたとしても、相手がそれを点として、2Dとしてしか見てくれなかったとしたら、それは「伝わる」というコミュニケーションにまで昇華できていないのです。

 

うーむ、難しい。

 

さいごに。 

ぼくの解釈はここまでです。

「どうしたら読者に3Dで伝わるのか?」という問いは迷宮入りになってしまいました。

まあ、まだまだ先は長いのでゆっくり考えていこうかなということでひとまずは終えたいと思います。

 

当分は、自分なりの「編集」の定義である「点が3Dで伝わる」を突き詰めていきます。ですが、編集をするには、自分のライティングスキルの低さ、そして記事作成のためにライターへの細かいニュアンスの伝え方が下手なことが今後の課題として残ります。また、そのためにはどうしたらライターと良いコミュニケーションを取れるのかなど、知らなくてはいけないことがたくさんあります。

 

そんな、「編集」にまつわるぼくの状況が、3Dとなってうまく伝わっていればいいのですが。

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

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