Massive Curiosity

日常で疑問に思ったことを言語化してアウトプットしていくブログ。旅、webサービス、デザイン、アイデアなど。

五感の先にあるものとは?人を動かすためには、結局経験が物を言う。

「人を動かしたい。」

 

自分の行動の終着点には、誰かを動かしたいという野望が常にあります。

そのためには、結局経験が物を言うなあと思ったので、そんなことを書いていきます。

人が潜在的に考えていること。

最近読んでいる『仕事。』の著者、川村元気さんが出演した回の『ラジオ版 学問ノススメ|蒲田健|JFN Online』を聴いていたら、こんな話がありました。

 

”人が潜在的に考えていることをストーリーにして伝えたい。”

 

川村さんは、以前このブログで書いた本の話をしていました。


世界から◯◯が消えたなら。 - Massive Curiosity〜旅と人から学ぶブログ〜

 

電車に乗ると、ほとんどの人が見ているスマホ。もし、「世界からスマホが消えたなら」どうなってしまうのだろうか、というところに気になったところから始まり、あのような本になったようです。

 

 

「人が潜在的に考えていること。」

とてもオモシロイ着眼点だと感じます。あまり世の中ではメジャーじゃないけど、もしかしたら皆が思案していること。これを表現できるってめちゃくちゃかっこいいです。

「潜在的」ですから、月並みで考えられやすいものではだめなんです。ではどうすれば「人が潜在的に考えていること」にアプローチできるのでしょうか?

 

五感の先にあるもの。

そこで必要なものとは、結局「経験」に尽きます。この答え自体は非常に月並みですが、ここに至るにはぼくなりの考えがあるんです。

 

最近、「五感」について考えることが多くなりました。メディアにおいて触覚が持つ力に興味が出て、五感を働かせて旅に出ることが重要だということも体感して、「マインドフルネス」が流行ったりして。。

ぼくの経験の定義は、「五感のうち過半数を占めて初めて経験と言える。」ということです。

もしテレビでウユニ塩湖の映像を見たとしても、それって視覚と聴覚しか刺激されてなく、過半数を超えていないので「経験認定」はされません。頭のなかに、擬人化された審議官がそれぞれ5人いて、刺激された感覚を担当する審議官が旗をあげて、経験か否かを審議している、といったイメージでしょうか。

 

そこで5人の審議官に認定された「経験」には、「感情」が伴います。

この感情!これって、経験を元に芽生えたものであり、決して簡単に言語化できるものではありません。つまり、シェアされにくい、当事者にしか湧かない感情なわけで、すごく価値のあるものなんです。五感によって経験認定されたものの先にあるものは、この特異な感情です。

 

当事者に刺さるメディアは、当事者にしか生み出せない。

ここでの感情は、当事者は感じているが言語化しにくいことだということはお伝えしました。

言語化しにくいということは、裏を返すと人に伝えられていないということであり、もっと言うと、共有したくてしょうがない感情だと言えます。

これは最初の「潜在的に考えていること」に合致するんです。

ぼくの経験則ですと、インドってとても魅力的だった国だったんですが、中々、行っていない人にこの感情をシェアできないんです。インドが特殊な例ということはありますが、あまりにも複雑すぎて、インドは好きだとか嫌いだとか一概に言えないんです。言えないけど、伝えたい。ああ、もどかしい。。

ここで、ぼくに答えをくれたのは、蔵前仁一さんの新ゴーゴー・インドという本のあとがきでした。長いけど重要なので引用します。

もちろん僕はインドを語りつくそうなんていう気は初めから持っていない。それどころか、インドを語り尽くせる人など、誰もいないだろうと思っている。インドは貧乏な国だ、と言った瞬間に、インドは果てしなく豊かな国であるということに思い当たり・・・

中略

 

おれはインドのことならなんでも知っている、という人がいたら、逆にその人はインドのことを知らない人なのだと僕は思っている。

行って本当に思ったことがこれでしたが、表現力が足りないため、このように言い切れることはできませんでした。でも当事者である蔵前さんに書いてもらったおかげで、もう一方の当事者であるぼくの心が動き「絶対、またインドに行く」と決めるきっかけにもなりました。

 

さいごに。

結局この言葉に収斂されます。

 

「色んな経験をしよう!」

 

人を動かすには、当事者にならないとどうしても当事者には届かないわけで、色んな経験をしている人が、結局オモシロイんです。

五感をフルに活用して得た経験。それは、当事者にしか感じることができず、言語化しにくいものです。

それを言語化できる蔵前さんや川村元気さんはすごいし、そういった人の潜在的に考えていることを刺激できるような伝え方をしていきたいと感じます。

それをアセナビ|“ASEANで働く”を近くするウェブマガジンでも生かして、経験則で人を動かすメディアにしていきたいです。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。