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Massive Curiosity

日常で疑問に思ったことを言語化してアウトプットしていくブログ。旅、webサービス、デザイン、アイデアなど。

価値のあるメディアになるための「触覚」の可能性とその方法。

現代社会は情報多量です。

インターネットにつなげば情報は無限とあります。google、キュレーション、そこから飛ぶ様々なウェブサイト。この無限ループからは逃れられません。

これだけ情報があふれているのだから、記事を読んで感動しても数日後には忘れてしまいます。アセナビ|“ASEANで働く”を近くするウェブマガジンというメディアに関わっていて、いかに読者の行動を促すかを思い悩む今日このごろ。どうしたらいいのでしょうか?今日はそんなことを長めに書きます。

触覚の可能性

最近こんな本を読みました。 

目からウロコでした。文系社会で生きてきた自分にとって、こういう面から情報にアプローチできるのかと驚きました。

この本で特に印象に残った箇所を引用します。

新しいものの考え方や価値観を実際に自分事として体験してもらうことが重要であるということ、そして、それを心に定着させるには枠組み(技術やアルゴリズム)が必要であるということです。身体に根差した主体的な体験でありながら、それが他者にも伝わる普遍性をもつためにはどのようにすればよいのか。そんなとき、触覚という感覚は、記号化されたものを身体的に感じる、記号を受肉させる感覚といえ、...(同書176ページ)

 端的に、「何かを伝える時には触覚に訴えかけることが効果的である」と解釈しました。

他人事のように読んでいた記事が、触覚に訴えかけられることによって自分事となります。そこに主体性が生まれ、言われなくても行動を促すことにつながります。

でも、触覚に訴えかけるってわけわかんないですよね?

いくらネット社会が発達しているからって、一般的に普及しているものでは、直接触覚に訴えかけることはできません。ウェブメディアはiPhoneMacを通して見られるので、それらのデバイスが触覚に訴えかける機能を持つこと、つまりハード面での改善が無い限り、不可能に近いです。せいぜい携帯のバイブくらいでしょうか。。

では、どうしたらウェブメディアは触覚に訴えかけることができるのでしょうか?

とっても難しいです。その答えは最近読んだ本にありました。


夢をかなえるゾウが教えてくれたこと。

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

 

 かなり有名な本なので読んだ方も多いかと思います。ストーリーに沿った自己啓発書のようなもので、なぜか関西弁の神様・ガネーシャが、成功したいけど動き出せずに悶々としている男性の前に現れて色々とレクチャーをする、といった内容です。

毎回ガネーシャはその男性に、成功するための課題を出します。「靴を磨く」だったり「募金をする」「人を笑わせる」などなど。一見成功とは関係無さそうな課題です。

ここで重要なのは、この課題自体の意味というより、この課題を行動に移すということ自体に意味があると考えました。

「本気で変わろ思たら、意識を変えようとしたらあかん。意識やのうて『具体的な何か』を変えなあかん。具体的な、何かをな」

この本の面白いところは、読者を揺さぶるような言葉で、読者自身にも行動を促すことです。「あなたは、ガネーシャの言ったことを本当に実行しましたか?一気に読んでいるあなたはまだ何も行動に移せていないかもしれません。」という感じで、「ああ、意識だけじゃなくて行動を変えなきゃなあ」と思わされます。

そして、一部の読者は行動します。ぼくはめんどくさくて先延ばしにしていたみずほ銀行の口座を作る、という行動をしました。


間接的に触覚を刺激する。

話を触覚とウェブメディアに戻します。

ここで行動した読者は、本を読むという行為だけでは得られなかったなんらかの感覚を得ます。靴を磨こうと決めた人は、暖房の届かない寒い玄関先で靴を磨いて、終えた時の達成感を得、次の日出社する時にこう思います。「ああ、夢をかなえるゾウを読んだことによって、今キレイな靴を履けているんだなあ」と。

ここ!ここが重要です。

ただ本を読んで、「ああそうなんだ、今度やってみよう」と思うのと、実際に行動に移したのでは、その本に対する記憶と価値が違います。

これはウェブメディアでも全く同じことが言えます。

この前、ある社会起業家にインタビューをさせて頂きました。


「世界の貧困問題を解決するビジネスを作る」 YOYOホールディングス 代表深田洋輔氏 | アセナビ | “ASEANで働く”を近くする

これを読み、「この人かっこいいなあ」と思って記事を読み終える人と、「ソーシャルビジネスってかっこいい!もっと知りたい!」と思い、本屋で関連本を探してみる人とは、この記事が与えたインパクトはまるで違います。本屋で感じた空気感、触れた本の感触、本を買ってレシートを受け取る時に手が触れて感じる、店員さんの冷え性。そういった「触覚」まるごと、1つの記事が与えたインパクトなんです!

行動するかどうかは読者次第なのですが、メディア側がいかに読者を行動させるかという命題を考える必要があります。

 

さいごに。

じゃあどうやって間接的に触覚の刺激につながる記事にすることができるのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは次回のお楽しみです!笑

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。 

 

 追記:続きです。

massivecuriosity.hateblo.jp