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Massive Curiosity

日常で疑問に思ったことを言語化してアウトプットしていくブログ。旅、webサービス、デザイン、アイデアなど。

インド一人旅から、インバウンドと今後について考えてみた。

先日、3週間のインド旅から戻ってきました。

僕は、特に旅の仕方に特徴があるわけではなく、皆と同じような観光地を見て、皆が思うような感情を持ったのではないかと思います。

例えば、デリーの町が想像以上に汚くて臭くて、人が信用ならなくて・・・タージマハルを見て、その大きさに感動して・・・

ただ、インバウンドという視点でインドを旅行した人は少ないのではないでしょうか。インバウンドというのは、訪日外国人旅行のことで、オリンピックが決まったことやビザの緩和から、その動きが急激に進んでいます。

今回はインバウンドというフィルターを通してインドで感じたこと、そして今後の自分への影響について言語化してみたいと思います。

 

今までの旅とどう違ったか。

昨年のインドネシア一人旅で学べた一番のことは「日本ってすげえ・・・!」この感情は、海外に行った人なら少なからず感じることだと思います。

例えば、日本の車がいっぱい走っていること、日本のポップカルチャーが浸透していること、帰ってきた後の和食って本当においしいこと、などです。

しかし今回は、インドを、比較対象として相対的に観察出来ました。つまり、日本のいいところばかりを見つけるのではなく、ここは日本とは違うなというところ、またここはインドの方がいいなというところにも気づくことができました。

例えば、インドの屋台で食べ物を注文すると、頼んでから調理を始めることに気づきました。しかも材料も一から仕込んでいて、プロ根性を感じました。対して、日本はどうでしょうか。お店の回転数をあげるために作り置きが基本で、温めるだけで提供されているお店が多いとは思いませんか?こういう点で日本とは違うなと感じました。

自国を持ち上げるわけではなく、同じ態度で立ち位置を変えて観察できたことは、去年と違うことでした。これは、インバウンドを考える上での外国人目線が成長させてくれました。

インバウンドで、今まで思っていたことと変わったこと。

ずっと、どういう段階のインバウンドに関わりたいか考えていました。段階というのは、外国人から見た日本の関心度のことです。僕は、3つの段階があると考えています。

  1. 日本が大好きで、複数回来日している人。
  2. 日本文化(ポップカルチャー・料理・観光地)に興味がある人。しかしまだ来日経験はない。
  3. 日本についてあまり感心・情報がなく、来日意欲がない人。

この3つの段階で、今盛んに行われているのが、1と2への事業だと思います。例えば、東京旅行ガイド – Time Out Tokyoや、日本に来る外国人向けのWebマガジンであるMATCHAは、主に日本に来ている外国人のために観光地案内やレストラン・ショッピングの紹介をしているサイトです。MATCHAで顕著だと思うのが、How toが充実していることです。ウォシュレットの使い方や美味しい寿司の食べ方など、外国人にとって未知なことを紹介しています。これは本当に役立つことですが、既に日本に来ている外国人向けです。

しかし、インドで強烈に感じたことは3つ目の段階についてです。

インドで人と仲良くなる度に、いつも日本のことを聞いていました。それについては後日まとめますが、日本の印象として多いのが、「テクノロジーの国」「悪い印象が全くない国」などと、ポジティブな意見が多かったです。(ここでは事実かどうかの議論は割愛します。)

それについで多かったのは「全く知らない。」「Sushiって何?」「めちゃくちゃ早い電車があるんでしょ?(新幹線のこと)」「東京は聞いたことあるけど、大阪?京都?知らないな。」

日本に対する興味・感心が薄い人はたくさんいるのです。

この体験から思ったことは、既に日本に来ている外国人にリピーターになってもらうことも重要ですが、それよりも来たことのない人に興味を持ってもらいたい。0を1にしたい。僕が喜びを感じることはそちらだなと思いました。

では具体的にどうすればいいのでしょうか。

 

ここが一番難しい。

興味ないものに興味もってもらうことほど難しいことはありません。THE BAWDIESを知らない人に好きになってもらってライブに行くまでのファンにさせる。そう簡単にはできないでしょう。

正直言うと、明快な答えは出ていません。3週間、空港の待ち時間やバスの移動時間、ゲストハウスでのんびりしている時にめちゃくちゃ考えていました。でも答えは出ませんでした。

しかし、ヒントになるようなことはあります。

これは昨年のインドネシアでの経験です。現地で仲良くなったインドネシア人の家におじゃましたことがありました。インドネシアでは、家に入るときに靴を脱ぐことが一般的だったので、それに従いました。そこで、日本人なら当然のようにやってしまう行為、靴を外の方に向けて、出やすいように揃えること。これを自然にやっていました。するとインドネシア人が面白がって真似していました。

その後、日本に帰ってから二週間、写真の添付されたメッセージが届いていました。

「今もまだやっているよ!」靴を外に向けて揃えた写真を送ってくれました。

これだ!と思いました。日本人が旅に出て、直接出会った現地人に日本の文化・風習を伝える。すると、彼らは少なからず日本に興味を抱いてくれる。するといずれ日本に来てくれるかもしれない。これは、先ほど示した3つ目の段階の人にアプローチできていると思いませんか?

しかし問題点は多々あります。

例えば、日本人が現地人と絡んだことで、かえって悪印象を与えてしまう危惧がある。そもそも、どうやって現地人と交流するのか。旅する人が皆、インバウンドに興味あるわけじゃない、などなど。これをビジネスとしてやっていくには弊害がありすぎます。

そういう点でまだ答えは出ていないというわけです。

 

さいごに。

答えは出ていないですが、方向性と手がかりはつかめています。インドに行ったからこそ辿りつけた思考で、もしまた東南アジアに行っていたら気づけないことでした。その点では、とても良い経験ができました。

インバウンドについて、まだまだ考えなければいけないことがたくさんあります。

もちろん、既に日本に来ている外国人にアプローチする方が、ビジネスとしてもポテンシャルがありますし、成果が目に見えていいです。

これらのことから、これからはもっとインバウンドというフィールドでの知識と経験が必要だと感じました。

これを気に、みなさんもインバウンドについてじっくり考えてみてはどうでしょうか?オリンピックまで5年を切ったわけですし。

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。